2010年4月3日土曜日

いまさら聞けないiPhone導入~その4~クラウドによるメール環境の統合

皆さんはクラウドコンピューティングというキーワードを聞いたことがあ
りますか?

iPhoneの導入の際、「まとめるのはメールだけじゃなくて、PCメールも
まとめてしまおう」と考えました。

会社のメール、プライベート用のメール、携帯メール、これらすべてを
閲覧する環境もiPhoneで統合したかったのです。

既にPCメールはWEBメールを使っていましたが、クライアントソフトでの
閲覧よりは、機能が劣るため、あくまでもバックアップとして使用してい
ました。

「WEBメールはどこのメールでも一緒だろう」そんなイメージだっだのです。

Yahooメール、hotメール、古くはライコスメール(←まだあるかな?)
そして、Gmailなどを使用してきましたので、たいして機能は向上してい
ないだろうと考えていました。

ところがITテクノロジーの進歩は日進月歩。

なにかの拍子でGmailにアクセスしてみたのですが、隔世の感がありました。

まず軽い。

通常のWebメールはブラウザを再読込することで新しいメールの着信を確認
しますが、Gmailは再読込しなくても着信が確認できます。

これまでWEBメールでは、ブラウザーでメールを閲覧していただけなので
すが、Gmailではブラウザーとサーバー側でのメールアプリケーションが
一体となっており、瞬時に情報が更新されます。

これが、クラウドコンピューティングのソフトウェア・アズ・ア・サー
ビスです。(Software as a service)

メーラーというソフトウェアが、インターネット上に存在するサーバー
で処理されており、ブラウザーはそのサーバと連携してメールの閲覧処理
をしています。

サーバー側でいろいろな処理をしてくれるため、ローカルPC側での処理負担
が少なく、迅速な処理ができるのです。

次に、場所を選ばないこと。

異なる環境でPCを使っていると、メールの閲覧にタイムラグが生じます。
Gmailでクラウド上にあるメールを読むことができますので、いつでも
どこでも閲覧が可能です。

当然のことながら、iPhone用のGmailアプリもありますので、iPhoneでも
閲覧が可能ですから、移動中にメールの処理と対応が可能になります。

そして、環境の維持にコストがかからないこと。

Gmailは、迷惑メールフィルタ、ウィルスセキュリティー、メールのバック
アップ、などをすべてGoogleが行っています。ローカルPCでメールを処理
している時に比べても、時間とお金のコストはほとんどかかりません。

もちろん、Gmailの使用料は無料、20Gバイトの保存容量が必要な場合は、
年間5$がかかる程度です。

そのほか、メールの振り分け機能、ラベリング、そしてGoogleの最も
得意な検索機能、アドレス帳、他のアプリケーションとの連携(この機能
も便利な機能)なども標準で装備されています。

単なるWEBメールであると思っていたGmailですが、サーバー上にある
ソフトウェアサービスというにふさわしい、素晴らしい満足度を提供して
くれます。

スモール&ミディアムカンパニーであれば、Gmailで情報システムの管理
コストが大幅に削減できることは間違いありません。

わざわざPCを開くことなく、移動中にiPhoneでほとんどの処理ができるので、
空いた隙間時間は創造的な時間に当てることができます。

こうして、iPhone+Gmail、クラウドコンピューティングが、さらに大きな
可能性を拓いてくれることになります。

GTD(Getting things done.)やライフハックという概念によって、
時間効率と創造性がさらに高まることで、どんどんと世界が変わっていく
ことになります。


つづく

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