2011年2月5日土曜日

菜根譚:苦・楽や迷・悟も根はひとつ

迷えば則ち楽境も苦海となるは、水の凝りて氷と為が如し。

悟れば則ち苦海も楽境と為るは、猶、氷のとけて水となるがごとし。

見るべし、苦楽に二境無く、迷悟に両心非ず。

只だ、一転の念間に在るのみ。

<訳文>
いったん真実を見失うと、楽しいところも苦楽に満ちた世界になるのは、
水が凍って氷となるようなものである。

心の迷いが覚めると、苦楽に満ちたところも楽しい世界となるのは、
ちょうど、氷が溶けて水となるようなものである。

苦楽と快楽という二つの場所はなく、迷いと悟りという二つの心がある
のではなく、

いずれも心のあり方によって二つに分かれるのである。

(清朝本全訳 菜根譚P235より引用)

Newカメラ&ポーチ

懸案だったデジタルカメラ、悩みに悩みましたが次期主力カメラを調達しました。

一眼デジタルカメラと迷いましたが、今回はハイエンドコンパクトデジタルカメラ。
既に型落ちですが、Nikon CoolpixP6000です。

Nikon Coolpix P6000

選択のポイントはいくつかありまして、
・まず軽いこと(240g)
・広角レンズ(35mm相当で28mm相当)であること
・明るいレンズ(f値 2.7~)
・コンパクトであること
などを重視した結果になりました。

そもそも山で風景を撮影するカメラが欲しかったということもあり、
軽さと広角レンズは必須。

最新のLumixGF2と迷いましたが、交換レンズは荷物が増えるのでNG。
かといって、単焦点レンズだと物足りないかな~と・・・。

同じハイエンドであれば、CoolpixP7000や、PowerShotG12なども考えた
のですが、サイズが中途半端で重量も重め。これは山での持ち運びが辛い。

CoolpixP6000は、一世代前の機種ながらいまとなってはオーバースペックな、
1350万画素や、LAN接続、GPSなどの機能が充実しており、山岳写真入門機
として調度良い選択でした。

あわせて、持ち運ぶためのポーチを探してみました。

これまでのメイン機は、スナップ用にペンタックスのOptio(防水カメラ)を使って
いたので、ポーチは必要なかったのですが、突然の雨などの山の天候変化に
対応するポーチが必要。

で、選んだのがLoweproのApexシリーズ。
Lowepro Apex60

やや、嵩張る感じはありますけど、このポーチ、なんとオールウェザーカバーを
標準装備しているんです。


ゴアテックスのアウターの下に首からカメラをぶら下げておけば安心、という
考えもなくはないのですが、実は大量の湿気で故障してしまったりするので、
油断は禁物。

オールウェザーカバーがあれば、少しぐらいの雨は大丈夫でしょうし、酷い時は
さらに防水袋にいれてしまえば完璧です。

これで安心してアウトドアで使うことができます。(後は腕次第・・・。)







伊勢神宮 正式参拝~1日目~

2011年1月21日~22日で伊勢神宮に参拝してきました。
今回は、ご縁あって御垣内、中重に入れる「正式参拝」。

御垣内に入っての参拝は、熱田神宮についで2度目です。


神話の中で、天孫降臨の際、天照大御神より天皇が授けられたと呼ばれるのが三種の神器。

ちなみに、この三種の神器。
八咫鏡は伊勢神宮、皇大神宮に、
天叢雲剣は、熱田神宮に、
そして、八尺瓊勾玉は皇居の御所にあります。

新幹線に乗ってすると、車中より綺麗に富士山が見えました。

新幹線の車中より富士山を撮影するのはひそかな楽しみ

名古屋に着き近鉄特急で伊勢まで移動、その後バスに乗ってようやく伊勢神宮に到着。
(バスの渋滞が酷くて予定よりも遅れての到着になってしまいました。)

そして、五十鈴川にかかる宇治橋を渡ると、いよいよ伊勢神宮の神域にはいります。
大勢の参拝者

外宮→内宮というまわり方をするのが普通らしいのですが、今回はあえて内宮からの参拝です。

最初に訪れたのは荒祭宮。
天照大御神の荒魂を祀るお宮で、伊勢神宮の中では皇大神宮(正宮)と
同じ程度の扱いを受けている非常に重要なお宮です。


荒魂とありますので、荒々しいというふうに誤解をしている人も多いのですが、
本来的には活動的なとか、活発なエネルギーと捉えるようです。

古神道の解釈ですと、「勇」ということになります。

「勇」は前に進む力だけでなく、耐え忍ぶ力という風にも解釈されるそうです。

私にとってこの荒祭宮は、ほんとうによい場所でした。

つづいて、皇大神宮(正宮)へ

この混雑ぶりです

すごい人の数だったのですが、今回、私たちは「正式参拝」ですので特別に別ルートより
御垣内に入れて頂きました。(写真撮影は禁止のため写真はありません)

ほんとうに短い時間の参拝だったのですが、
正宮の御垣内は、非常に清々しい、ほんとうに清らかな空間でした。

ここ数年で多くの神社を回っておりますが、なんとも心地のよい空気を感じることができました。

隣には式年遷宮の御敷地がありました

伊勢神宮は20年に一回、式年遷宮といって正宮の場所を移し変えます。

以前、日本を代表する売上高20兆円の某大企業の役員の方に、
「御社から見て素晴らしいと思うビジネスモデルは何がありますか?」
と尋ねたことがあります。

その方の答えが「伊勢神宮」というものでした。

最初は??だったのですが、理由を聞いてみて納得。

伊勢神宮が遷宮によって20年に一回、正宮を移し替えることで、
宮大工は人生で3回、遷宮を経験することができるそうです。

1回目は見習いとして、
2回目は現場での担当者として、
3回目は技術伝承をする指導者として。

「こうやって連綿と文化を伝承していく伊勢神宮の仕組みは大変素晴らしい」
とおっしゃっていたことを、御敷地を見てあらためて思い出しました。

続いては、神楽殿でお神楽の奉納です。



このお神楽も大変素晴らしかった。
神に奉納をする儀礼として、これまで見た中でも最高のものでした。



その後は、宿に入って、古神道的解釈による伊勢神宮に関しての講義&瞑想会。

伊勢の神域の空気を感じながらの瞑想会は実に素晴らしいものでした。


講義と瞑想会は深夜ちかくまで続き、一日目は終了。

二日目は早朝参拝からスタートです。



2011年2月3日木曜日

やっと読める…

三島と司馬。二人は、それぞれの形で「美しい日本」を求めた。

あらゆる意味で真逆な二人だったが、生涯の最後に、空虚な大国に成長した
戦後日本を憂えたのは同じだった。
(背表紙より抜粋)

Creative future vision.
http://rimojp.blogspot.com/

2011年2月2日水曜日

菜根譚:危険はむしろ平穏なときに隠れている

仇辺の弩は避け易きも、恩裏の戈は防ぎ難し。
苦時の坎は逃れ易きも、楽処の阱は脱し難し。


<訳文>
敵と戦っているときに相手が射てくる弓矢を避けることは、
心構えができているのでやさしいが、感情にまつわる中傷など、
目に見えない刃のようなものを防ぐことは難しい。


苦しいときに落とし穴を逃れることは、緊張しているので
やさしいが、平穏で楽しんでいるときの落とし穴には、
気が緩んでいるので気がつかず、免れることは難しい。

2011年2月1日火曜日

鍋割山に行ってきた

1月30日に丹沢山系、鍋割山(1237m)に行ってきました。

高低差約1000m、往復約15.4kmの行程です。

ルートは、大倉→二俣→後沢乗越→鍋割山山頂→小丸→二俣→大倉というコース。

より大きな地図で 保存した場所 を表示


大倉バス停から程なくすると登山道入り口に

二俣までは平坦なハイキングコースですが・・・。

橋を渡ります。水のせせらぎが綺麗。

ここから本格的な山道。

二俣からの残り3.5km、約800mの高低差を登ります。そこそこ上りごたえのある勾配です。



後沢乗越を超えて、稜線に出ると振り返れば相模湾の展望が拡がります。

徐々に徐々に高度を上げていくと、鍋割山荘に到着しました。


頂上から見える富士山はとても綺麗。

鍋割山荘の名物、「鍋焼きうどん」。これは絶品!寒い冬山登山で温かいうどんが
食べれるのも、毎日、鍋割山荘の小屋番さんが食材を担ぎ上げているから。
感謝!

鍋割山荘から小丸までは雪道でした。
雪山を期待していたところ、ここまでほとんど雪がなかったのがすこしばかり残念
だったのですが、雪道気分を楽しめたのは良かったです。

小丸から二俣までの下山ルートでは、再び相模湾の景色が楽しめます。
遠くには大島が見える

小丸から塔ノ岳、というルートもありますし、逆に大倉尾根を登り、塔ノ岳まで行き、
塔ノ岳から鍋割山を回って降りてくる、というルートも楽しめそうです。

特に、雪山を楽しみたい時にはなだからな大倉尾根を登りながら、塔ノ岳から
鍋割山までの稜線歩きは富士山に向かって歩く感じで楽しそう。

小丸から二俣までは勾配のきつい下山道ですので、注意しながら降りてきます。


二俣まで降りてきて、河を渡るとまた平坦な道になります。


夕暮れ時ののどかな風景を楽しみながら、大倉バス停まで戻って帰路につきました。

雪を期待した登山でしたので、雪が無かったのが残念でしたが、それでも素晴らし
い眺望を堪能できたのが良かったです。

前回の塔ノ岳の後、ブーツの調整(当たり出し)をした後の登山でしたが、
調整のかいあって今回はノープロブレム。

快晴の空のもと、気持ちの良い登山を楽しむことができました。


2011年1月31日月曜日

Sagami bay

This view from Mt. Nabewari.
The island seen in the other side of the sea is Oshima.

Creative future vision.
http://rimojp.blogspot.com/

2011年1月30日日曜日

Mt. Fuji

Today's best shot from Mt.Nabewari in kanagawa prefecture.

Creative future vision.
http://rimojp.blogspot.com/