日本 8 対 0 タジキスタン
11′ ハーフナー・マイク
17′ 岡崎慎司
35′ 駒野友一
41′ 香川真司
47′ ハーフナー・マイク
57′ 中村憲剛
67′ 香川真司
74′ 岡崎慎司
日本はホームで大量得点で勝利することができました。
アジア王者の格の違いを魅せつけることができた試合でしたね。
3次予選勝ち抜きに必要な得失点差も大量に稼ぐことができ、
リーグトップとなりました。
本田が不在の穴を埋めるべく、システムを変更。
GK川島、DFラインは右から駒野、吉田、今野、長友、
中盤の底に長谷部と遠藤、
2列目に右から岡崎、中村、香川、
1トップがハーフナー
というシステムでキックオフ。
本田の位置に中村憲剛、守ってくるであろう相手に対してハーフナーの1トップ。
「今日の試合ではオフ・ザ・ボールの動きがよくなった」
ザッケローニ監督のコメントです。
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「この試合を通じて、このチームが持っている精神、雰囲気をチェックしたいと思っていたが、
選手たちからの返事は非常にポジティブなものだった。
結果が大切なのは当然だが、このチームの歩みはまだまだ続いていく。
成長を続けていかなければいけないと思っているので、
そういう意味で結果と内容が両方ついてきた試合だった」
「気をつけていたのはゲームへの入り方だったが、選手たちは開始から90分間集中し続けて、
素晴らしいプレーを見せてくれた。
これからまだ3つ大切な試合が残っている。成長の歩みを止めてはいけない。
これから強い相手、弱い相手とたくさん戦っていくが、常に成長し続けていきたい」
「(大量得点を奪えた要因は?)我々のチームは、チャンスをたくさん作れるという長所がある。
ベトナム戦でも、結果として1点しか入らなかったが、その長所は出ていたと思う。
ベトナム戦と今日の試合の違いをあげるとすれば、ラストパスの精度と、
オフ・ザ・ボールの動きだ。
今日の試合ではオフ・ザ・ボールの動きがよくなった」
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タジキスタンのラフィコフ監督のコメントもいまの日本代表の状態を良く表していると思います。
「昨日の会見では、なぜそんなに控えめなのかとも言われた。
今日の結果で、どうして昨日のような言葉が出たかお分かりいただけたと思う。
冷静な自己分析によるものだ。
ただし、我々の選手たちは最後まであきらめずに走った。
日本を抑えることはできなかったが、あきらめなかった選手たちに心から感謝したい」
「日本はウズベキスタン、北朝鮮とは比べ物にならないほど強かった。
今日、日本がほぼベストメンバーで戦ってくれたことに感謝している。
私たちは勉強しにきた身分だ。苦い経験ではあるが、
私も選手も、今日の結果を受け止めて将来に活かしていきたい。
何よりも日本に感心したのは、無駄な動きが一切なかったことだ。
最後の3分間も全力で走っていた。これには感銘を受けた」
「我々のホームで戦った場合、このような立派なスタジアム、芝生ではなくて、
環境はもっと劣悪になる。
ピッチの条件によって、日本のサッカーがどう変わるか。
そこに関しては多少期待している。
ただ、日本とタジキスタンは残念ながら同レベルではない。
芝生の状態いかんで縮まる差ではない。これは冷静な判断。
ただし、ホームの観客が喜ぶようなサッカーを見せたいと思っている」
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「戦争のプロは兵站を語り、戦争の素人は戦略を語る」
(補給戦―何が勝敗を決定するのか)
前日の会見で、「良い内容で進められれば、結果はついてくる」とコメントしていた
ザッケローニ監督。
また、ハーフタイムでは以下のようなコメントをしていました。
「(前半を終えて4-0という状況だったが、ハーフタイムにはどんな指示を?)
もっとゴールを狙えという表現はしていない。ゴールは延長線上にあるものだと思っている。
前半のようにボールを動かして、オフ・ザ・ボールの動きを忘れずにきちんとプレーしろ
という話はした」
つまり、いまの日本代表の実力をしてすれば、プロセスの延長にゴールはあるということ。
結果、その通りで大量得点につながり、得失点差でウズベキスタンに対して有意に立つ
ことができました。
ザッケローニ監督は、3次予選突破を次で決めたい、としています。
次は、アウェーでのタジキスタン戦。
実力差は申し分がないとしても、アウェーであること、なによりピッチコンディションが良くない
ことが想定されることです。
日本代表の強みは速いパス回しでのサッカー。
ウズベキスタン戦では、ピッチコンディションの悪さもあり、パスが繋がらない結果、
ドローとなりました。
ピッチコンディションの悪いであろうアウェーでの戦いで、日本代表がどこまで成長できるか?
予選突破以上に、次戦の内容に注目したいと思います。
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