2011年5月6日金曜日

登山道具の調達

今年のはじめに立てた計画では、夏山シーズン前には2~3回雪山歩きをする
予定でした。

3月には雲取山縦走、GWには涸沢と決めていたのですが、震災と雪崩と
いう自然の驚異には勝てず・・・ Orz
(せっかく買った12本爪アイゼンも使う機会まだ無し・・・。)

そして、これまではパーティー登山が主だったので小屋泊りの機会が
多かったのですが、今年はソロで日帰りの機会が多く、「ソロで小屋泊りもなんだよな~」
と思っていたところ、前回の丹沢でソロはソロで楽しいことに^^

岩稜も好きなので去年戸隠縦走をやり、劔や槍、奥穂→西穂なども興味はあるのですが、
勢いでピークハントしてしまうのも、なんだかもったいない気もする・・・。

やっぱり、より深く山旅を味わいたい!

ということで、今年の登山計画にテント泊&ロングトレックを入れてみることにしました。

時間を作って、3000m峰の縦走を気心のしれた山仲間と歩く!というコンセプト。

想定は、白峰三山(北岳3192m、間ノ岳3189m、農鳥岳3026m)の縦走です。

3000m峰を2泊3日のテント泊で歩く、すごく気持ち良さそう!

で、ギア選び。

調達を検討しているのはこんな感じ。

テント
   

アライテントは質実剛健という感じですね。専業メーカー故の強みを感じます。
DXフライで荷室を多く取れますね。

1人用でもいいのですが、狭いのは嫌いなので2~3人用を買う予定。

ゴアテクスのシングルウォールよりも、ダブルウォールのほうが保温性も湿度対策も
できるので良さそう。

エアライズもステラリッジもフライで積雪期に対応可能です。

マット
      

THERMAREST(サーマレスト) Z Lite Rは、安いし耐久性も保温力もありますが、
嵩張るのが難点。

180cmもいらないですね、150cmでも十分すぎるかもしれませんね。
保温性はモンベルもサーマレストもほぼ同じくらいだそうです。

シュラフ
   

シュラフはどちらもダウンで650FPです。

軽量コンパクトさはスーパーストレッチダウンハガー#3とダウンバック450STDのどちらも
同じ程度。

テント、マット、シュラフの3点セット。
全部モンベルになってしまう気もしなくもないけど・・・。
(モンベル、企業としてコストリーズナブルでしっかりとしたモノづくりをしているということなんですよね。)

なんだかんだで、ギア選びをしているときは楽しい。




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2011年5月4日水曜日

富山 水紀行 ~その3~

富山での夜の部を満喫した後、翌日は八尾に向かいました。

車での移動中、交差点のところどころに警官の姿が・・・。

八尾曳山展示館で訪ねてみたところ、13日から皇太子殿下が
来訪されるということで、その予行演習とのことでした。

子供たちの「おわら」の練習風景を見学されるということです。

艶やかなおわら風の盆

おわら風の盆とは、江戸時代中頃より行われてきた祭事で、二百十日の前後に
風神鎮護と五穀豊穣を祈るお祭りです。

この時期は、台風到来の時節。

昔から収穫前の稲が風の被害に遭わないよう、豊作祈願が行われてきたそうです。

街の人々が風を舞う姿は、とても艶やかで幻想的だそうで、八尾の街はしっとりとした
雰囲気に包まれるそうです。

勇壮な曳山

秋になると街中で風の盆を舞う、八尾の街を少し散歩してみました。

緩やかな坂道、流れる水も綺麗


風情ある白壁の街並み


答えはいつも風の中!?

ウェルかめ^^

昼食は、土日とイベント時にしかお店を開けない「蕎麦屋 少兵衛」さんに行きました。



白えびの天ぷらと日本酒おわら娘

この白えびの天ぷら、絶品!

たしか300円!とかそんなお値段だったような・・・。
この白えびの天ぷらと塩で頂く十割そばで昼から日本酒をちびりちびり^^

八尾の五菜そば

この五菜そばも絶品。
水が美味しいのでいいそばの実も山菜も穫れるのでしょうね。

期せずして来月皇太子殿下が訪れる、ロイヤルルートをご案内いただけたのも
ご縁の賜物ですね。

ありがたいことです。

八尾には自然と伝統文化を大切にしながら暮らす、そんな街の空気がありました。

ほっと癒されるフィーリングになったのは、街の暮らし全体が自然と調和していたから
なのかもしれませんね。

とにかく、富山は心地のよい空気のあふれる街でした。

次回は夏にまた訪れる予定です。

その前後に、室堂あたりをベースにして雄山に登るか、立山アルペンルートを歩いて
みようかな、と密かに計画をしたりして・・・。

室堂ギャラリー






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2011年5月2日月曜日

丹沢主脈縦走~2日目~

丹沢主脈縦走~1日目~からのつづきです

翌日になっても風がおさまる気配はなし。
ゴーゴー、ゴーゴーと風の音が響きわたり、暴風が続きます。

5月1日午前9時の天気図
前線が張り出して丹沢は低気圧圏内

天気予報では午後にむかって雨という予報でしたので、早めのスタートを切ることにしました。
5時に朝食、5時半に出発です。

丹沢山からの眺めはこんな感じ

蛭ヶ岳に向う稜線

稜線に出ると風が強い。体が煽られてバランスを崩すほどの強さは久しぶりです。
1500mの稜線だったのが幸いでしたね。

雲の動きがダイナミック

風が吹くと雲が棚引きます。

風は穢れを払い、木々の種を運び、雲を呼び、雨を降らせます。

今年、伊勢神宮に行った時に、別宮の風日祈宮にも足を運びました。
五十鈴川の支流の水辺のそばにある、綺麗なお宮です。

古代の人は、風は神の息吹であると考えていたようで、風の神様を祭ることで
五穀豊穣と暴風を鎮めるために祈ったそうです。

風日祈宮は、本来は農耕に適した風雨をもたらす神であったそうですが、
元寇以降は日本の国難に際して日本を救う祈願の対象となったとのこと。

いまの国難を救うのも、もしかしたら風かも?

そんなことを感じながら、足元に気をつけながら、耐風姿勢でじりじりと進んでいきます。

この雲が来る前に蛭ヶ岳山荘へ

鬼ヶ岩の鎖場を慎重に通過し

蛭ヶ岳山荘に到着

蛭ヶ岳は、「新編相模の国風土記稿に昆盧岳に作る」とあり、ビルガ岳だそうです。
昆盧遮邦仏は大日如来のことで、ここは修験道の山なんですね。

途中、小休止を入れつつ7時には到着できたので、風が強かった割には良いペース。
後は下りなので少しゆっくり休むことにしました。

バーナーでお湯を沸かしながら地図とGPSでルートを確認
このあたりはDocomoも電波が入らず


蛭ヶ岳山頂
神奈川県の最高峰
さえぎるものがない頂上でも眺望なし

晴れていれば最高の眺望だったのでしょうけど、残念ながら雲だらけ。
富士山も見ることはできませんでした。


でも、生身の体験として、あらためて風を感じることができたのは良かったです。

山小屋の御主人から、「木道の階段が続くところは風も強いから気をつけて」
とアドバイスを頂き、下山開始です。

この木道でもバランスを崩すと飛ばされそうになります

コバイケイソウの群生(食べちゃダメダメ)
風に煽られてもしっかり
夏が見ごろ


姫次を過ぎると樹林帯に入るので、風も凌ぐことができました。
リズムよく歩いてくると青根の分岐に差し掛かります。

ここまでくれば一安心

蛭ヶ岳山頂を8時に出発、分岐に差し掛かったのが9時半でしたので、時間もあるので一服。
山コーヒーの定番はスターバックスのVIA
(カップも忘れたOrz・・・)
微妙に波立っているのは風のせい

バス停まであと2km
黄色い花はなんだろう?

雨が降る前に下山できて良かった。
東野バス停から歩いて20分くらいのところにある、「いやしの湯」で暫く休憩。

いやしの湯に関するメモ
神奈川県相模原市緑区青根807-2
TEL:042-787-2215
定休日 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
*お盆、年末年始は要確認
営業時間 午前10時~午後9時(4月~11月)
       午前10時~午後8時(12月~3月)
パンフレットのPDF)

蛭ヶ岳方面からの下山にはこのバス時刻表が使えます。

土日は15時31分
平日は16時11分と17時36分

いやしの湯発 やまなみ温泉経由JR藤野駅行きのバスが出ていますので便利です。
(2011年5月1日現在の情報)

丹沢主脈縦走は、普通は焼き山方面から大倉に下るルートを使う場合が多いのですが、
いやしの湯があったので、大倉から東野に降りるルートを選択しました。

11時過ぎに到着し、15時まで、お風呂に入ったり昼寝したり、ビールを飲んだりして、
ハードだった山行の気分から徐々にリラックスモードへ。

疲れを癒しながらのんびりとすごして、丹沢主脈縦走を終えたのでありました。

次回の丹沢企画は、この主脈縦走を日帰りでやってみるか、
もしくは景色の良い冬頃にでも、食材かついで蛭ヶ岳山荘泊で丹沢主稜縦走を
やってみたいと思います。

追記
神奈川県警 登山ルート危険箇所
http://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesg0005.htm



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丹沢主脈縦走~1日目~

2011年4月30日~5月1日でみやま山荘をベースに丹沢の主脈を縦走してきました。

ルートは、1日目は大倉バス停→大倉尾根→塔ヶ岳→丹沢山→みやま山荘泊。
2日目はみやま山荘→蛭ヶ岳→姫次→黍殼避難小屋→上青根。




もともと、GWの前半で涸沢カールに行こうと思っていたのですが、直前に涸沢岳から
涸沢ヒュッテ方面へ雪崩が発生し、ヒュッテのテラスと売店が倒壊。
(テラスでビール飲みながらおでんを食べて穂高眺められない・・・。)

北アルプス方面は、天気が落ち着かず、前日まで入山規制ということで、
天気図を見ながらいろいろと山域を検討した結果、この機会で丹沢主脈縦走を
することにしました。

30日は太平洋高気圧に覆われていたものの・・・
翌日は朝鮮半島にある低気圧が影響することに

1日目の塔ヶ岳から先が風が強くなりはじめ、2日目は終日風の強い一日となりました。

大倉尾根では山桜が美しかったです

昼は早めに花立小屋でラーメンを頂き、時間調整のため尊仏山荘でコーヒーでまったり。
尊仏山荘で風が強くなり始めましたが、御主人曰く、「建物が揺れるほど強い時もあるからね」
とのこと。

小休止した後、久しぶりの丹沢山へ出発。

丹沢山手前、土砂崩れで一部崩落

丹沢山までの稜線が気持ちいい

前回、塔ヶ岳から先を歩いたのは、確か2009年12月初旬。

あの時は15人ぐらいのパーティーでヤビツ峠から登ってきました。
途中、雨が激しく降り始め、日も暮れて真っ暗に。

歩けど歩けど小屋に到着しない!本当に道はあっているのか!(あってるんだけど)
と思ってしまうような、そんなムードを振り払いながら、暗く冷たい雨の中を一歩一歩
パーティーで進んだことを懐かしく思い出しました^^

結局、道は1つでしたね


今回は、単独行ということもあり、また今年4回目の丹沢歩きへの気の緩みから
ヘッドライトを忘れるという不覚があり、余裕を見て小屋に入れるようにペース
配分をしました。


みやま山荘に乾杯

 でも、あいにくの展望

今回は春メニュー

1日目は、夜景と星空を楽しみにしていたのですが、日が暮れるにつれ風も強まり
天気が悪くなり、夜景も星空写真も撮影できず・・・Orz
(まあ、天気図どおりといえばその通りなのですが・・・。)

みやま山荘の春メニューを頂き、ビールを飲んでほろ酔い気分。

今回の山行では、DocomoのモバイルWi-FiルーターBF-01Bを持参したこともあり、
就寝前までTwitterやFacebookで楽しんだり、タイムリーに天候情報を得たりする
ことができました。





翌日の天候を気にしつつも、時間がたてばより悪くなるだろうと思い、午前中に下山を
することを目標に、早朝出発を決定。

消灯20時半に就寝Zzzzzzzzz。





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