2011年6月6日月曜日

八ヶ岳開山祭:2日目は夏沢鉱泉

八ヶ岳開山祭:1日目のつづきです。

昨日はあれだけ晴れていたのに、2日目は曇り空。

山では、その土地を知り尽くしている山小屋のご主人や、
他の登山者からの情報が実に貴重です。

「今日は天気が崩れるみたいだよ」
「硫黄岳ガスかかってるね」

そんな会話を小耳に挟みながら、朝食を食べて6時半にいざ出発。

昨日はあれだけ綺麗に見えた爆裂火口も、2日目はあいにくのガス模様。

爆裂火口が見えない



天気図はこんな感じでした

2500m以上の森林限界の世界、八ヶ岳、硫黄岳での天候不順。
それが何を意味するかは昨年経験済み

昨日のお酒も残り気味。
晴れていれば足取りも軽くなるものの、気乗りしない足取りで一路夏沢峠を
目指します。

それでも標準タイムで夏沢峠着。

と、同時に冷たい風がびゅ~。

これじゃあ、去年の二の舞だなぁ~。
(晴れている硫黄岳山頂からの景色が見たい!)

と思いつつ、しばし作戦会議。

夏沢峠から硫黄岳に向かう人、硫黄岳から夏沢峠に降りてきた人。
降りてくる人は、ほぼレインウェアをフル装備で降りてきます。

「どうでした?」と声をかけてみると、
「5m先はガスで見えないよ。風も強くて大変」

昨年はそれに横殴りの雨も+だったんだよな~、と思い出しつつ、
硫黄岳に登っても、横岳への縦走から赤岳鉱泉への下山も眺望なくて
大変そうだし、赤岳鉱泉は日帰り入浴できないしで、
とりあえずオーレン小屋まで戻るか!

ということでオーレン小屋着。

ストーブに温まりながらしばし作戦を練る

時折日差しはさすもののビミョーな空

しばらく、天候の回復を待ってみるものの、回復の見込みはなし。

赤岩の頭や、峰の松の目方面からの下山者も奮闘を物語る様子で
オーレン小屋まで戻って来ます。

これ以上待っていてもなぁ~・・・・。

ということで、夏沢鉱泉で一風呂浴びて帰るか~!
(うわ、超ゆる~~~~)

天候を惜しみながらというよりも、前向きに山旅湯けむり温泉ツアーに変更!(゚∀゚)



完全に思考が温泉&酒に切り替わっている我々は、硫黄岳に登れなかった悔しさも
さることながら、ルンルン気分で夏沢鉱泉へ。



壁面にはソーラパネルがついたエコな山小屋


YさんとMさんがいろいろと下山後のプランを山小屋の看板娘さんと相談中。


タクシーが30分ほどで来てしまうということで、一風呂浴びるにしてもあまり
時間がない感じ。


だったら夏沢鉱泉でのんびりして帰るか!
ということで、あっさり決定。
(というかMさんが看板娘のSさんに口説かれて即決という話も・・・。)

お風呂を待っている間に漬物を頂きました

広々としたお風呂を貸切

気持よ~くお風呂を頂いて、ゆる~く宴会開始。

山小屋でギネス!(専用グラス付)


面白かったのは、1日目に出会った人々とタイミングよく出会ったこと。
どこに行ってきたの?どうだった?
そんな会話をしながら、楽しい時間が過ぎていきます。


Mさんご満悦ですね
(ちなみに、看板娘Sさんはマニュアル通りの対応です・・・。)


おつまみに、おでんを頂いてビールを飲んで山旅の疲れを癒します。
(ぜんぜん疲れてないという話も・・・。)


夏沢鉱泉のカレーとハンバーグはとても美味しい!
Sさんのホスピタリティーにも癒されまくり。


今度はバーベキューやりたいね~と盛り上がりました。
(夏沢鉱泉さん、その節はよろしくおねがいします。)


あ、Sさん、ブログ掲載のモデル料はMさんにご請求くださいねっ(笑)

夏沢鉱泉を名残惜しみながらの帰路

トトロの森のような雰囲気を横目にみながら

無事桜平まで下山


桜平からスタートして、本沢温泉までいき、そこから戻って、
夏沢鉱泉の温泉ツアーは「あり!」です。


実に味わい深い、楽しい山旅でした。
今度は食材担いでバーベキューでもやりたいですね。




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八ヶ岳開山祭:1日目は本沢温泉

2011年6月4日~5日で、八ヶ岳山麓にある温泉、本沢温泉と夏沢鉱泉に行ってきました。

本沢温泉は、日本最高所にある露天風呂として有名な秘湯です。
もちろん、歩いてしか行けません。

より大きな地図で 本沢温泉 を表示

今回は、桜平(1900m)から夏沢鉱泉(2060m)→オーレン小屋(2330m)を経て、
夏沢峠(2440m)を超え、本沢温泉(2150m)というルート。
(カッコ内は標高)

本沢温泉で一泊し、2日目は本沢温泉から夏沢峠→硫黄岳→横岳→赤岳鉱泉→美農戸口
というルートです。

梅雨の晴れ間とはまさにこの日のためにあるような言葉。
登山日和の絶好の快晴でのスタートとなりました。


なんと、スタートからサプライズ!
一昨年に涸沢ツアーに参加していただいたOさんの美女3人組パーティーと
遭遇!

初日は硫黄岳山荘に宿泊されるとのことで、夏沢峠までご一緒することに。

水のせせらぎが綺麗

雪もまだ残っています

桜平からの定番コース、夏沢鉱泉で一休みした後、しばらく登って行くと
去年お世話になったオーレン小屋に到着します。
開山前夜祭とオーレン祭りでお客さんがたくさん

オーレン小屋で昼食。日差しも暖かく最高の気分!
Oさんパーティーに午後の紅茶を頂いて贅沢な一時を過しました。

雪道を登るYさんの勇姿がたくましい

ほどなくして、夏沢峠に到着。
青空の空のもと、去年は見れなかった爆裂火口がくっきり見えて大満足!

ヒュッテ夏沢から見る爆裂火口

Oさんのパーティーと記念撮影

Oさんパーティーとはここで別行動へ。
(硫黄岳、登っておけばよかったと後になって気づくわけですが・・・。)

我々は一路、本沢温泉を目指します。

夏沢峠を下り、振り返るとそこには爆裂火口

本沢温泉到着

本日は開山前夜祭

本沢温泉は創業129周年だそうです。
山荘に荷物を置き、ビールを持って(笑)本沢温泉露天風呂を目指します。

目指すは野天風呂

本沢温泉露天風呂、雲上の湯に到着!

ぽぽぽぽーん、と入浴!

こんな風に爆裂火口が見えます。

露天風呂に浸かりながら爆裂火口に乾杯!

温泉は乳白色でかなり温め。
その気になれば、ず~~~~~っと入浴していられるくらいの温度です。

この温泉、大人気でかなり混んでいます。

入浴待ちが続いているのでひとしきり温泉に浸かった後は、
急いで着替えて内湯を目指します。

こちらは内湯の苔桃の湯

野天風呂と比べて、こちらは熱めのお湯。

泉質も異なり、からだの真までほっかほかに温まります。

そして、本日は開山前夜祭。
八ヶ岳の開山前夜祭はほんとに楽しい!

山小屋でこのボリューム

八ヶ岳の開山前夜祭で、記念グッズをたくさん頂いたり、
本沢温泉129周年のお祝いをしたり、
諏訪神社の御柱祭りの木遣り唄を歌って頂いたり、
山の歌を合唱したりでかなりの盛り上がりでした。

地酒飲み放題で出来上がっているYさんとMさん
楽しい一時でしたねっ

樽酒からっぽです

ひとしきり飲んで歌っての宴会を楽しんだ後、ほろ酔い気分でヘッドライトを持って
露天風呂に行きました。(←ほんとは山道が危ないので良い子は真似しちゃダメ)

夕暮れ時の本沢温泉、雲上の湯

ここから、真っ暗になるまで、川のせせらぎしか聞こえない温泉でノンビリ。

星が1つ、2つと現れて、5つまで数えてみたら後は数えきれなくなるぐらい、
満天の星空に。

流れ星もたくさん。

星空に照らされた爆裂火口も見事。

写真で見せられないのは残念・・・・・・。

しばらくして、ヘッドライトが近づいてきたと思ったら、男性3人のパーティー。

本沢温泉の露天風呂で、梅酒を回し飲みしながらの宴会!

満天の星空をぼーっと眺めながら、気づいてみたらX時間も入ってました(笑)

やや、千鳥足ぎみ(←ほんっとに危ないので良い子は真似しちゃダメダメ)になりながらも、
ヘッドライトを照らしながら真っ暗な道を山荘まで戻ります。

外は寒いのでソッコーで内湯で一風呂浴びて、部屋に戻って就寝。

大満足の一日目でした。

二日目に続く。




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