昨日はあれだけ晴れていたのに、2日目は曇り空。
山では、その土地を知り尽くしている山小屋のご主人や、
他の登山者からの情報が実に貴重です。
「今日は天気が崩れるみたいだよ」
「硫黄岳ガスかかってるね」
そんな会話を小耳に挟みながら、朝食を食べて6時半にいざ出発。
昨日はあれだけ綺麗に見えた爆裂火口も、2日目はあいにくのガス模様。
爆裂火口が見えない
天気図はこんな感じでした
天気図はこんな感じでした
2500m以上の森林限界の世界、八ヶ岳、硫黄岳での天候不順。
それが何を意味するかは昨年経験済み。
昨日のお酒も残り気味。
晴れていれば足取りも軽くなるものの、気乗りしない足取りで一路夏沢峠を
目指します。
それでも標準タイムで夏沢峠着。
と、同時に冷たい風がびゅ~。
これじゃあ、去年の二の舞だなぁ~。
(晴れている硫黄岳山頂からの景色が見たい!)
と思いつつ、しばし作戦会議。
夏沢峠から硫黄岳に向かう人、硫黄岳から夏沢峠に降りてきた人。
降りてくる人は、ほぼレインウェアをフル装備で降りてきます。
「どうでした?」と声をかけてみると、
「5m先はガスで見えないよ。風も強くて大変」
昨年はそれに横殴りの雨も+だったんだよな~、と思い出しつつ、
硫黄岳に登っても、横岳への縦走から赤岳鉱泉への下山も眺望なくて
大変そうだし、赤岳鉱泉は日帰り入浴できないしで、
とりあえずオーレン小屋まで戻るか!
ということでオーレン小屋着。
ストーブに温まりながらしばし作戦を練る
時折日差しはさすもののビミョーな空
しばらく、天候の回復を待ってみるものの、回復の見込みはなし。
赤岩の頭や、峰の松の目方面からの下山者も奮闘を物語る様子で
オーレン小屋まで戻って来ます。
これ以上待っていてもなぁ~・・・・。
ということで、夏沢鉱泉で一風呂浴びて帰るか~!
(うわ、超ゆる~~~~)
天候を惜しみながらというよりも、前向きに山旅湯けむり温泉ツアーに変更!(゚∀゚)
完全に思考が温泉&酒に切り替わっている我々は、硫黄岳に登れなかった悔しさも
さることながら、ルンルン気分で夏沢鉱泉へ。
壁面にはソーラパネルがついたエコな山小屋
YさんとMさんがいろいろと下山後のプランを山小屋の看板娘さんと相談中。
タクシーが30分ほどで来てしまうということで、一風呂浴びるにしてもあまり
時間がない感じ。
だったら夏沢鉱泉でのんびりして帰るか!
ということで、あっさり決定。
(というかMさんが看板娘のSさんに口説かれて即決という話も・・・。)
お風呂を待っている間に漬物を頂きました
広々としたお風呂を貸切
気持よ~くお風呂を頂いて、ゆる~く宴会開始。
山小屋でギネス!(専用グラス付)
面白かったのは、1日目に出会った人々とタイミングよく出会ったこと。
どこに行ってきたの?どうだった?
そんな会話をしながら、楽しい時間が過ぎていきます。
Mさんご満悦ですね
(ちなみに、看板娘Sさんはマニュアル通りの対応です・・・。)
おつまみに、おでんを頂いてビールを飲んで山旅の疲れを癒します。
(ぜんぜん疲れてないという話も・・・。)
夏沢鉱泉のカレーとハンバーグはとても美味しい!
Sさんのホスピタリティーにも癒されまくり。
今度はバーベキューやりたいね~と盛り上がりました。
(夏沢鉱泉さん、その節はよろしくおねがいします。)
あ、Sさん、ブログ掲載のモデル料はMさんにご請求くださいねっ(笑)
夏沢鉱泉を名残惜しみながらの帰路
トトロの森のような雰囲気を横目にみながら
無事桜平まで下山
桜平からスタートして、本沢温泉までいき、そこから戻って、
夏沢鉱泉の温泉ツアーは「あり!」です。
実に味わい深い、楽しい山旅でした。
今度は食材担いでバーベキューでもやりたいですね。
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