日本 1 対 1 ウズベキスタン
前半8分、セルヴェル・ジェパロフ
後半20分、岡崎慎司
日本はアウェーで勝ち点1を得ました。合計で4点です。
ピッチコンディションが悪く、得意のパス回しが機能しにくかった
点があり、また中盤のスペースが空いてしまったことにより、
相手に付け入る隙を与えてしまいました。
後半、阿部→清武に変更後は、攻撃面が機能し始めて、
内田のクロスを低い位置から岡崎が合わせて同点になりました。
「攻撃的なチームは距離感が肝になる」
ザッケローニ監督のコメントです。
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後半は選手同士の距離感は前半と比べれば短くなった。
うちのように攻撃に特徴がある選手を多く配置しているチームでは、
やはり距離感が肝になってくる。
最終的にはゲームを逆転しよう、勝ちにいこうと戦ったわけだが、
残念ながらそれはかなわなかった。
リスクマネジメントのところで、うちがリスクをかけながら相手にカウンターされる
瀬戸際だったが、それでも(あえて)リスクをかけた。
最後のところで、このチームがすべてを出し切って勝ちにいった姿勢は大切だと思う。
システム自体はそんなにいじっていないが、長谷部が少し高い位置にいて、
ゴールを背負ってのプレーに慣れていないこともあった。
いかに長谷部を遠藤の近くでプレーさせるかというところで、そこの距離感を詰めた。
特に阿部が悪かったというのではなくて、長谷部と遠藤を近い距離でプレーさせた
かったのが理由だ。
スタメンに関してだが、なかなか厳しい戦いになると予想していたので、
経験のある選手を配置しようと考えた。
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スピードとパスワークに強みのある日本ですが、ピッチコンディションが悪く
アウェーでの戦いを想定し、経験豊富な選手を起用し、守備的な布陣で前半を
戦ったということなのでしょう。
大きなシステムの変更ではないものの、結果として選手間の距離感が開いて
しまったことにより、強みが活かしきれなかった前半。
後半はその点を修正し、リスクを負いながらも攻撃的な試合運びを行った結果の
同点という流れでした。
戦術展開には相互連携が重要です。
スペースをタイトに保ちながら、局面打開を図る、この点での判断と、
その後の連携精度に関しては、北朝鮮戦からの課題ということになりますね。
「兵は詐を以て立ち、利を以て動き、分合を以て変を成す者なり。
故に其の疾きこと風の如く、其の徐なること林の如く、侵略・火の如く、
不動・山の如く、知りがたきこと陰の如く、動くこと雷震の如し」
(武田信玄)
戦況は水の流れのように変わりますから、戦術もまた変幻自在に変えていく必要がある。
これから、精度が上がっていくかは代表チームの成長次第ということなのでしょう。
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