2011年9月3日土曜日

Road to 2014 World Cup 日本対北朝鮮(埼玉スタジアム)

2014年 FIFA World Cupのアジア3次予選が始まりました。
初戦は北朝鮮。

結果は、日本 1 対 0 北朝鮮

後半のアディショナルタイムで清武からのアシストを吉田が頭で合わせて
決勝GOAL。

今後は、ザッケローニ監督やチームキャプテン、その試合でのMVP的な選手の
試合後のコメントをおいかけながら、World Cupまで記録をしたいと思います。

まず、初戦に印象に残ったのは、ザッケローニ監督の言葉、「一滴一滴が海となる」

ザッケローニは、厳しい戦いは想定内だったとし、SOCCERKINGでは次のように
語っていました。

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「試合を振り返るにあたり、まず、イタリアにこんな格言があることを紹介したい。
『一滴一滴が、海となる』。
つまり小さいものでも積み重なれば大きなものになるという意味だ。

試合内容についても、データを見れば一目瞭然だが、日本が66パーセントもボールをキープし、
20本以上のシュートを放ったのに対し、相手は5本だけだった」
 
「北朝鮮の試合はいくつも見てきたが、彼らの今日の試合のパフォーマンスはすごくよかった。
非常に組織化され、集中力高く、気持ちの準備ができていた。彼らは戦いの方のチョイスは、
引いてコンパクトに保ち、入ってきたボールに対してアグレッシブにプレーするということだった。
かなりまとまったチームだという感想を持った」

「そういう戦い方をされた中で、我々に必要だったのは我慢することと、冷静さを保つことだった。
我慢してボールをまわし、中であったり、ワイドであったり、というように突こうとしたが、
精度とスピードの部分でやや問題があったと思う。

当然これだけ我々がボールを支配すれば、相手は90分間同じリズムで守るのは難しい。

後半に入り、北朝鮮にほころびが出てきた。最後の最後でゴールが決まらなくて、
非常に我慢を強いられたが、日本が勝って当然の結果だったと言えると思う」

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初戦で、しかもアジア王者の日本に対して、
「格下の北朝鮮がベストコンディションで望んでくるのは当然のこと」、
と想定した上でのザッケローニの試合運び。

ボール支配率が66%、20本のシュートであったということは、
日本が自由自在に攻めこんでいたことの証左でしょうが、
GOALまで我慢を強いられた点にこれからの日本の課題がある、ということなのでしょう。

勢を以て均衡を崩す、そのための我慢。

激水の疾くして石を漂わすに至る者は、勢なり。
鷙鳥の疾くして毀折に至る者は、節なり。
是の故に善く戦う者は、其の勢険に、其の節短なり。
勢は弩を張るが如くし、節は機を発するが如くす。
(孫子)

幸先のよい白星スタートでした。

次回は、9/6 ウズベキスタン戦@タシケント。








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