2011年5月14日土曜日

維新の精神

この『オランダ興亡史』の中に、バーガーが、
「領土だの物資だのというものが、その国の偉大さに関するものは、
そんな領土や資源や貿易ではなくって、国民の能力であり、国民の精神である。

殊に後者の国民精神の問題である。

これの旺盛な国民は、必ず、どんなに困ってもまた勃興する。

航海に例えを採れば、よく規律あり訓練ある乗組員であれば、
荒波をくぐり抜けることもできるが、秩序の乱れた、精神のこもらぬ船員共では、
沈没の危険があるのと同じである。

その意味において政党政治は非常に注意を要する。

国あることを知らず、ただ党あるを知り、その党よりも実は己の利を図るばかり
というように、政党が堕落してオランダも衰退してしまった。

だからどうしても、己よりも党、党よりも国家という精神に燃えた政党員を作らなければ、
到底、政党政治というものも国民のために危うい」ということを痛切に論じておる。

それが行かずにだんだん悪くなると、どうしても革命を招来する。

革命というのはやむを得ざることであるが、無条件で肯定できない。

非常に注意を要するものです。警戒を要するものです。



やむを得なければ革命もなければならないが、それはあくまでも正しく賢明に行われねばならない。


一番望ましいことは、革命など要らない「絶えざる生新」則ち維新であります。

活眼活学
安岡正篤

自我と協調のバランス

西洋文化は大体individualism、個人主義の上に立っておる。

これに対して我々の方は、統一、含蓄、言い換えれば、
自分というささやかなものから、少しでもこれを摂取する
根源の大生命に帰一して生きていこうという本領を持っておりますから、
没我的である。

個我的・主我的なる精神の発達として、権利概念・平等思想というものが生じる。

これが正しく発展いたしますと、各人各個の自覚が明瞭になりまして、
お互い同士の間に、義務を明らかにして共同組織、共同動作が発達します。

これによって社会という大きな体系的生活が自治的に調和的に営まれ
ていくということができます。

ところが一度これに失敗しますと、権利・義務の観念、平等主義の観念が、
排他主義・利己主義・分裂主義となります。

活眼活学
安岡正篤

2011年5月8日日曜日

スキンダイビング

実に1年半ぶりのスキンダイビングの練習。

昔、52m潜ったことがありまして、その時にいろいろありまして、
レジャーダイビングとテク二カルダイビングの違いを実感。

それ以来、ダイビングの練習ということで、年に4回程度通っていたのですが、
昨年は1回も潜る機会がなかったので、スキンダイビングの練習も無し・・・。

これじゃあイカン! ということでGWに、警視庁水難救助隊の指導隊長だった
師匠に連絡。プールトレーニングを再開しました。

相変わらずの癖の出まくりで、課題を浮き彫りにして帰ってきたわけですが、
一方、山登りしていた分、筋力がついていたのでフィンのグレードがアップでき
たのは良かった。

でも、フィンをアップグレードして、まだ慣れていない分だけ呼吸が乱れて
しまう。このあたりは今後の課題ですね。

以下はスキンダイビングのメモ(次回の参考)
日時:2011年5月7日
場所:ペガサス東船橋

ウェート 4kg(淡水) 海ではプラス1kg
フィン  最初 SAS POWER EMDEN V
            次   スキューバープロ JET Fin REVO
*このJET Fin REVO 気持ちいいぐらい進む~。でも脚力も使う~w、呼吸も乱れる~w。
これからプールで慣れよう。

テクニカルスキルメモ
浮き身      最初は肩に浮力がいきがち、修正後なんとかできるように。

ジャックナイフ  潜行時に脚が曲がる癖があるので美しくないw
臍を覗き込み、手をひとかきして潜行。自然とお尻から垂直
に沈み込み、脚も自然とついてくる形が綺麗。

潜行移動    ジャックナイフで0m→5m潜行後、10m移動、4m浮上後10m移動。
運動量と呼吸のコントロールがまだまだ。

水中での無呼吸での運動時間をのばして、心身を高レベルでバランスさせたいものです。

自分の呼吸と肺の浮力、運動量を自分でコントロールできないと、安定したダイビングには
ならないので、深呼吸と息こらえをもう一回練習しなおさないとな。


それとスポーツの前にはラジオ体操。真面目にやるとけっこういい汗かけますw


追記
ファーストステージとセカンドステージのオーバーホールを依頼。(なんと買ってから初!)
フィンとマスクを購入しようっと。




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