2011年1月11日火曜日

Sunset & wave

Maestro is wind.

Creative future vision.
http://rimojp.blogspot.com/

2011年1月10日月曜日

菜根譚:心の均衡の保ち方

今年から、論語や孫子と併せて、菜根譚も読むことにしました。

菜根譚とは、中国の古典で明の時代の洪自誠による随筆集です。

テキストはこちら

最初にご紹介するのは、心の均衡の保ち方。

気象(きしょう)は高曠(こうこう)なるを要(よう)するも、
而(しか)して疎狂(そきょう)なるべからず。

心思(しんし)は ~密(しんみつ)なるを要するも、而(しか)して瑣屑(させつ)なるべからず。

趣味は冲淡(ちゅうたん)なるを要するもし、而して偏枯(へんこ)なるべからず。

操守(そうしゅ)は厳明(げんめい)を要するも、而して激烈(げきれつ)なるべからず。 


[訳文]
気概は高く広くなければならないが、だからと言って世事にうとく常軌を逸している
ようではあってはならない。

心遣いは細かく注意深くなければならないが、だからと言ってあまりにせこせこと
細かいことにこだわりすぎてはならない。

心持ちは穏やかであっさりとした方が良いが、だからと言って偏りすぎて融通が
利かないようではあってはならない。

心に堅く守るところは厳正ではっきりしていなければならないが、だからといって
厳しすぎてはならない。

<清朝本菜根譚 P251から引用>

aniary:.のトートバッグ

前からバッグが欲しかったこともあって、話題のaniary:.のトートバッグを
調達しました。

aniary:.は、日本のファクトリーブランド

aniary(アニアリー)とはan ideal and reality(理想と現実)の言葉から生まれたブランド。

コンセプトは、「何かに拘れば何かを妥協しなければならない。
けれど理想と現実がバランス良く調和すればいいものが生まれる」


もちろん、Made in Japan。そしてハンドメイド。
職人気質な鞄を作り続けています。


デザインしたバッグは一定数量の販売で終了。


たとえ人気のデザインでも、同じデザインで再度販売されることは
まずないそうです。


今回、調達したのはキップのトートバッグ。
革もやわらかく、風合いもよく気に入っています。



使い勝手のほどは、また改めてレポートします。

塔ノ岳に行ってきた

1月2日に初登山ということで、神奈川県の丹沢山系、塔ノ岳(標高1491m)に行ってきました。

塔ノ岳に登るのはこれで4回目。
都心からも近く、往復14km、高低差1200mの丁度良い山です。


小田急線の渋沢駅までは新宿から「丹沢大山フリーパスB」が便利。
1480円で指定期日は電車・バス共に区間乗り放題、戻ってきてから鶴巻温泉に
移動するのにも重宝します。

渋沢駅からはバスで大倉バス停に行き、そこから登山の開始。
大倉尾根(通称バカ尾根)を登ります。
登山道のスタート

見晴らし台からの風景

大倉尾根は振り返った時の風景が綺麗です。
このルートは山小屋が多いのですが、しらばく歩くと駒止茶屋が出てきます。
今回は、ここで豆挽きコーヒーを頂き小休止。
駒止茶屋と豆挽きコーヒー

しばらく歩くと富士山が見えてきます。

今年の初富士

ひたすら尾根を登りつつけると・・・。(バカ尾根というくらいですからしらばく登ります・・・・。)
ひたすら、只管

塔ノ岳の頂上、尊仏山荘に到着します。
塔ノ岳山頂 尊仏山荘

頂上から見える富士山は格別です。(残念ながら今回は雲が多かった・・・。)
パラグライダーが飛んでました

今日の昼食はおにぎりとカップヌードル。お正月にノーボーダー。
山の上で食べるカップヌードルは美味しいんです!

食後にはスターバックスのVIAを頂きました。塔ノ岳の山頂でスターバックス
フレーバーは美味かった・・・。
今年は山行ではVIAに決めました

帰りは来た尾根をピストンで戻ります。これもただひたすら、唯只管・・・。

登山靴の足慣らしに選んだ山で、過去になんども来ている山なのですが、気軽に登れる
山なので重宝しています。

今年は、丹沢主脈縦走もやってみようかなとか、積雪期に来たら楽しそうだなとか考え
ながら降りてきました。

登り3時間、下り2時間の行程でした。

ブーツはあたるところがあったので、調整に出してもう1,2回は慣らしをする予定。

大倉のバス停まで戻ってきた後は、渋沢駅から鶴巻温泉駅に移動、下車して
駅から近い「弘法の湯」へ。


弘法の湯 2時間1000円
営業時間 10時~21時(定休日:月曜日)

お正月営業なので17時までだったのは残念でしたが、山行の疲れが取れてすっきり。

塔ノ岳、大倉尾根ルートは人気ルートで、普段は人が多いのですが、お正月という
こともあって静かな山行を味わうことができました。

それでも、山頂には20人くらいいてびっくり。
皆さん初富士目当てだったようです。






2011年1月9日日曜日

ソーシャル・ネットワーク試写会

話題の映画、『ソーシャル・ネットワーク』の試写会に行ってきました。
『ソーシャル・ネットワーク』は、現在5億人の利用者がいる『facebook』を
創設したマーク・ザッカーバーグ達の創業時を描いた映画です。



監督は、鬼才デイヴィッド・フィンチャー。

フィンチャーの映画では、ブラッド・ピッド主演の『セブン』、
同じくブラッド・ピット&エドワード・ノートン共演の『ファイトクラブ』、
マイケル・ダグラスが主演の『ゲーム』などが好きです。

その他にも、ジョディー・フォスターの『パニックルーム』、ブラッド・ピット
の『ベンジャミン・バトン数奇な人生』などが有名ですね。

話題の『facebook』を描いた作品で、若くして成功したマーク・ザッカバークの
物語を、ノンフィクション『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』
を元にして描かれています。



私自身はこれまでに7つの会社設立に携わってきまして、ベンチャー業界での
仕事が長いものですから、その点では新鮮さはありませんでした。


普通というか、違和感がないというか。


逆にいえば実にリアルに創業者達の創業物語が描かれていました

Facebook』は近年稀に見る大成功を収めているベンチャー企業ですが、
映画はファースト&セカンドラウンドあたりの資金調達を終え、会員数でだいたい
100万ユーザーを獲得するまでの物語

その意味では創業初期からテイクオフまでの起業家物語としては秀逸です。

ナップスターの創業者、ショーンパーカーが『Facebook』の初期に関わっていた
のですが、そこもリアルに描かれていたので面白かったです。

創業初期からテイクオフするまでのベンチャー企業ではいったい何が起きるのか?
は見てのお楽しみ。

ディヴィッド・フィンチャーらしい、トーンを抑えた画づくりも、華々しい成功物語
に潜む、起業家のリアリティーを醸しだす演出としてぴったりな感じでした。