2011年9月3日土曜日

夏の富山紀行 ~その1:世界遺産五箇山 合掌の里~

2011年8月27日~28日で富山に行ってきました。

4月末に訪れてから、今年2度目の富山です。

今回のメインイベントは、弘法大師が発掘したと言われる
剱岳の霊水が湧きいでる宿、八十八(やとはち)さんに宿泊して、
おわら風の盆祭りを見ること。

そして、気心のしれた仲間と、おいしいお水や魚、山菜、酒を楽しむという
実に贅沢な企画です。

ANAの昔のデザイン、通称モヒカンジェットで出発

窓からは富士山が見えました

到着して早速訪れたのは、「池田屋安兵衛商店」。
富山の薬、反魂丹で有名なお店です。

いかにも雰囲気あふれる看板。
まちの駅ネットワークのくすりの駅です。

富山市内は、観光名所がまちの駅としてネットワークされています。
(いつも富山の名所に連れて行ってもらっているMさん、Tさんご夫妻。
呉服の岡本」さんは、まちの駅ネットワークのきものの駅です。)

越中反魂丹の説明を聞きます

このお店、昔ながらの薬の作り方を体験することができまして、何人かが試していました。

これは酷い出来具合ですねwww

こんな感じで丸めます

こんな風にきれいに丸められるのは10人に1人とか

ここでは、薬を買ったりして、富山市内を観光した後、世界遺産の五箇山、合掌の里へ
向かいます。

その前に、腹ごしらえ。

このメンバーですから、当然のことながら昼から飲みますw
富山はほんとうにお酒が美味しい

凍み豆腐がおつまみ

ひとしきり飲んだ後、天ざるをいただきました

水のせせらぎと緑がきれい

昼食の後、世界遺産、五箇山の合掌造りを見学しました。

このあたりは、冬は豪雪地帯になるため、屋根の傾斜が急で大きな作りになっています。
これが、合掌造りと言われているそうで、茅葺き屋根の貴重な文化財として世界遺産登録
されています。

合掌造り集落

田園風景と合掌造り

実際にいまでも生活をしているそうで、冬には真っ白な雪景色に包まれるそうです。
し~~~んと静まり返ったた空間で、ゆっくりとするのもいい感じですね。

その後、車で移動しまして、今回の宿である「八十八(やとはち)」さんへ。

途中の山道から眺めた富山湾
天気がよければ最高の眺望でしょう

八十八さんは、ロケーション的には剱岳の麓、といってもよい場所にあります。
(Googleで富山県 護摩堂 で検索すればOK)



そばには早月川が通っており、隣の道は早月尾根に向かう道です。

地図でも確認できる通り、この地で湧きいでる水は、何年もかけて剱岳に
磨かれた伏流水ですね。

早月尾根は劔岳に登る際に試してみたいと思っているルートです。

実に柔らかく透明感の高いお水です


今回お世話になる八十八(やとはち)さん

こんこんと湧きいでる綺麗な水をつかったお風呂に入浴。

このお湯、すごく汗が出るんです。新陳代謝が活発になるのでしょうね。

入浴後、美味しい料理をいただきます。


山菜はすべてこの地でとれたもの。
綺麗なお水と、滋養あふれる土からの恵みを美味しくいただきます。


綺麗な水といい、劔岳に抱かれた静かな空気といい、美味しい料理と合わせると、
本当にデトックスには最高の場所だと思います。

透明感のあるみょうが
もちろん、採れたてです

おかまで炊いたごはん

風味あふれる新鮮なお蕎麦と
おこげが美味しいごはん

お風呂に入って、一杯(?)飲みながら、空腹を満たした後、
いよいよ八尾の街へ。

おわら風の盆のお祭りに参加です。

つづく


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Road to 2014 World Cup 日本対北朝鮮(埼玉スタジアム)

2014年 FIFA World Cupのアジア3次予選が始まりました。
初戦は北朝鮮。

結果は、日本 1 対 0 北朝鮮

後半のアディショナルタイムで清武からのアシストを吉田が頭で合わせて
決勝GOAL。

今後は、ザッケローニ監督やチームキャプテン、その試合でのMVP的な選手の
試合後のコメントをおいかけながら、World Cupまで記録をしたいと思います。

まず、初戦に印象に残ったのは、ザッケローニ監督の言葉、「一滴一滴が海となる」

ザッケローニは、厳しい戦いは想定内だったとし、SOCCERKINGでは次のように
語っていました。

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「試合を振り返るにあたり、まず、イタリアにこんな格言があることを紹介したい。
『一滴一滴が、海となる』。
つまり小さいものでも積み重なれば大きなものになるという意味だ。

試合内容についても、データを見れば一目瞭然だが、日本が66パーセントもボールをキープし、
20本以上のシュートを放ったのに対し、相手は5本だけだった」
 
「北朝鮮の試合はいくつも見てきたが、彼らの今日の試合のパフォーマンスはすごくよかった。
非常に組織化され、集中力高く、気持ちの準備ができていた。彼らは戦いの方のチョイスは、
引いてコンパクトに保ち、入ってきたボールに対してアグレッシブにプレーするということだった。
かなりまとまったチームだという感想を持った」

「そういう戦い方をされた中で、我々に必要だったのは我慢することと、冷静さを保つことだった。
我慢してボールをまわし、中であったり、ワイドであったり、というように突こうとしたが、
精度とスピードの部分でやや問題があったと思う。

当然これだけ我々がボールを支配すれば、相手は90分間同じリズムで守るのは難しい。

後半に入り、北朝鮮にほころびが出てきた。最後の最後でゴールが決まらなくて、
非常に我慢を強いられたが、日本が勝って当然の結果だったと言えると思う」

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初戦で、しかもアジア王者の日本に対して、
「格下の北朝鮮がベストコンディションで望んでくるのは当然のこと」、
と想定した上でのザッケローニの試合運び。

ボール支配率が66%、20本のシュートであったということは、
日本が自由自在に攻めこんでいたことの証左でしょうが、
GOALまで我慢を強いられた点にこれからの日本の課題がある、ということなのでしょう。

勢を以て均衡を崩す、そのための我慢。

激水の疾くして石を漂わすに至る者は、勢なり。
鷙鳥の疾くして毀折に至る者は、節なり。
是の故に善く戦う者は、其の勢険に、其の節短なり。
勢は弩を張るが如くし、節は機を発するが如くす。
(孫子)

幸先のよい白星スタートでした。

次回は、9/6 ウズベキスタン戦@タシケント。