2011年2月17日木曜日

言志四録:敬と誠

第一五四条

 妄念を起こさざるは是れ敬にして、妄念起こらざるは是れ誠なり。

<訳文>
みだらな考えを起こさないのが敬であり、みだらな考えが起きないのが誠である。

第一五八条

 己を修るに敬を以てして、以て人を安んじ、以て百姓を安んず。
壱に是れ天心の流注なり。

<訳文>
自分を修めるのに、敬をもって実行すれば、周りの人々を安心させ、
ひいては社会(国家)も安心させることができる。

これは天の心が流れこむからである。

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