『ソーシャル・ネットワーク』は、現在5億人の利用者がいる『facebook』を
創設したマーク・ザッカーバーグ達の創業時を描いた映画です。
監督は、鬼才デイヴィッド・フィンチャー。
フィンチャーの映画では、ブラッド・ピッド主演の『セブン』、
同じくブラッド・ピット&エドワード・ノートン共演の『ファイトクラブ』、
マイケル・ダグラスが主演の『ゲーム』などが好きです。
その他にも、ジョディー・フォスターの『パニックルーム』、ブラッド・ピット
の『ベンジャミン・バトン数奇な人生』などが有名ですね。
話題の『facebook』を描いた作品で、若くして成功したマーク・ザッカバークの
物語を、ノンフィクション『facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男』
を元にして描かれています。
私自身はこれまでに7つの会社設立に携わってきまして、ベンチャー業界での
仕事が長いものですから、その点では新鮮さはありませんでした。
普通というか、違和感がないというか。
逆にいえば実にリアルに創業者達の創業物語が描かれていました。
『Facebook』は近年稀に見る大成功を収めているベンチャー企業ですが、
映画はファースト&セカンドラウンドあたりの資金調達を終え、会員数でだいたい
100万ユーザーを獲得するまでの物語。
その意味では創業初期からテイクオフまでの起業家物語としては秀逸です。
ナップスターの創業者、ショーンパーカーが『Facebook』の初期に関わっていた
のですが、そこもリアルに描かれていたので面白かったです。
創業初期からテイクオフするまでのベンチャー企業ではいったい何が起きるのか?
は見てのお楽しみ。
ディヴィッド・フィンチャーらしい、トーンを抑えた画づくりも、華々しい成功物語
に潜む、起業家のリアリティーを醸しだす演出としてぴったりな感じでした。 Tweet
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