2011年3月21日月曜日

3月21日未明の放射能測定値上昇と福島第一原発3号機の状況

3月21日の午前3時頃、各地のモニタリングポストのデーターが上昇をしました。


最初は降雨により大気中の放射性物質が落ちて観測されたのかな?

とか、

風向きが一時的に変わったからかな?

とか、考えました。


ふと、3号機のことが気になり、ツィートしながら再考してみることに。

以下ツィートまとめ

東急消防庁は3号機に対して、20日21時半より6時間、1000t以上連続放水した。
既に19日に連続13時間、2400tを放水している。

20日に防衛省が発表した福島第一原発の温度では、3号機の格納容器上部が
128度と高温だった。http://j.mp/ewIol8 

3号機は、昨日、格納容器内の圧力が上昇したためドライベントをする必要が
あるかもしれない、という発表がありました。

以上を根拠に推察すると、1.3号機の格納容器内は温度が下がっていない。
2.格納容器上部が高温であるため燃料貯蔵プールの水位、施設にも影響が
あるのではないか?3.再び外部冷却の必要性が生じたためHRが連続6時間の
再放水をした。というふうに思いますがいかがでしょうか?


防衛省が公開したデータによると、3号機の格納容器上部の表面温度は128度、
燃料プールは62度。格納容器上部は、水をかければ蒸発するし、燃料プールは
徐々に蒸発していく状態。

ツィートまとめここまで

モニタリングポストが上昇したときは、最初にドライベントを行ったのかと思いましたが、
報道が騒いでいないので、そうでもないのかな?と思いなおし。

次は降雨の影響を考えましたが、観測データが上昇してから後に降雨が観測されて
いました。

そこで考えたのが、放水による水蒸気が原因というもの。

格納容器上部が128度ということは、水をかけた瞬間に蒸発(=水蒸気化)する
状態でしょうから、放射能を帯びた水蒸気が大気中にただよって、各地のモニタリング
ポストで観測された、と考えてみました。

格納容器上部が128度ということは、原子炉内部は相当高熱でしょうし、
20日の時点でドライベント(圧力を逃がす作業)を検討したということですから、
他の炉に比べても冷却作業は上手く進んでいないということになりますね。

格納容器の上部が高温ということは、外部から冷やさないと燃料プールの蒸発
速度も加速してしまうでしょうし。

でも、もし、格納容器なり燃料プールなりの温度が上昇していたのであれば、
最初のヘリでの放水なり、1日目の放水なりの後に水蒸気が発生して値は
上昇するはず・・・。

同日10時頃行われた、東京電力の記者会見では、3号機設備への受電
(電気が通ること)は、22日以降になるということでした。

仮に、ECCS(緊急冷却装置)に故障等不具合がなく、再稼働できる状態であれば、
電気が通ることで、ECCS(緊急冷却装置)が稼働することが期待できます。

2011年3月21日の午前時点では、他の炉に比べても3号機はまったく予断を
許さない状況でしょうね。

追記
東京電力は、2011年3月21日 15時55分頃、3号機から灰色がかった煙が上がって
いることを確認したと発表した。



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