2011年4月10日現在、都内の放射線量は通常の1.1倍程度まで下がってきましたね。
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フォールアウトの量も減っていますし、ここ数日の強風で低レベルの放射性物質が
飛ばされているということなのでしょう。
都内の線量のピークは3月22日の0.155μSv/h
過去平常値:0.028〜0.079μSv/h
通常時平均時の倍〜5倍の放射線量です。
参考までに埼玉県での低レベル放射性物質のフォールアウト量は以下になります。
単位MBq/km2(メガ=100万)
3月20日 ヨウ素131 66 セシウム137 不検出
3月21日 ヨウ素131 7206 セシウム137 785 雨
3月22日 ヨウ素131 22159 セシウム137 1560 雨
3月23日 ヨウ素131 22014 セシウム137 316 雨
3月24日 ヨウ素131 15781 セシウム137 177 雨
3月25日 ヨウ素131 155 セシウム137 17
埼玉県の放射線量のピークは3月23日の0.137μSv/hでした。
22日〜23日に大量降下していますので一致しますね。
東京の金町浄水場で22日に採取した水から、210Bq/kgを観測し、
23日に乳児の摂取制限を発表したのもこの時期で一致します。
福島第一原発の1号機の水蒸気爆発等のあきらかな放射能放出事故は以下です。
1号機 3月12日 15時36分 原子炉建家上部水素爆発
3号機 3月14日 11時10分 原子炉建家上部水素爆発
2号機 3月15日 06時20分頃 圧力抑制室(サプレッションチェンバー)損傷の疑い
4号機 3月15日 09時36分 原子炉建家火災発生
3月12日〜3月15日の大放出後、首都圏では初の降雨が3月21日〜3月24日でした。
大気中に拡散された低レベル放射性物質のフォールアウトのピークは3月22日です。
放射性ヨウ素131の半減期は約8日ですから、放出からは約半分に減っていた可能性も
あります。
以降は3月31日に埼玉県で雨が観測されていますが、
ヨウ素131は270MBq/km2、セシウム137は260MBq/km2となっています。
最高時よりも大幅に減っています。セシウム137で6分の1まで減りました。
4月9日現在で以下になっております。
ヨウ素は21MBq/km2、セシウムは12MBq/km2
このまま、福島第一原子力発電所から放射性物質の放出がなければ、
あとは土壌への蓄積がどの程度あるか?ということを気にしていくことになるかと
思います。(セシウム137は半減期が30年と長い)
都市部は土が少ないので、風と雨で流されやすいということもできますね。
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