2011年4月13日水曜日

地震とプレートの関係

東北大震災の余震とそれ以外、と見ておくと余震→他の地震発生というプロセスが
なんとなくイメージできます。


震災1ヶ月後の巨大地震
http://rimojp.blogspot.com/2011/04/1.html


特になぜ長野近郊?という視点は大切で、千葉県沖との関係などを時系列で追う
ことができますね。


プレート型と内陸型は違います。関東近郊ではプレート型と内陸型が複合するのかな?


歴史と地層を調べた学者の論文読んでみるとさらに知見が深まるでしょうか?


震源地付近のプレートであれば、「余震」でしょうけど、他の地層やプレートならそれは
余震とは別でしょうね。


M9.0のエネルギーの解放は超強烈で、翌日に長野と千葉県沖でM6クラスの地震が
発生しました。


3月11日14時46分頃 三陸沖     約24km M9.0 震度7 太平洋⇔北米

3月12日3時59分頃  長野県北部 約8km M6.7 震度6強 フォッサマグナ?
3月12日4時32分頃  長野県北部 約1km M5.9 震度6弱 フォッサマグナ?
3月12日5時42分頃  長野県北部 約4km M5.3 震度6弱 フォッサマグナ?



3月15日22時32分頃 静岡県東部 約14km M6.4 震度6強 ?
3月16日12時52分頃 千葉県東方沖 約10km M6.1 震度5弱 ?



約一ヶ月後でも、やはり長野と千葉県東方沖でM5.5以上の地震です。


4月7日23時32分頃   宮城県沖 約66km M7.1 震度6強 太平洋⇔北米

4月9日18時42分頃   宮城県沖 約50km M5.4 震度5弱 太平洋⇔北米

4月11日17時16分頃   福島県浜通り 約6km M7.0 震度6弱 太平洋⇔北米



4月12日7時26分頃  長野県北部 約20km M5.5 震度5弱 フォッサマグナ?
4月12日8時8分頃   千葉県東方沖 約30km M6.3 震度5弱 ?



東北大震災の「余震」はしばらく続くでしょう。
(余震が続けば他の地震も発生する確率は高まるということですね。)


4月7日の宮城県沖がM7.1が最大余震かどうかは確定できず、
11日の福島県浜通のM7.0は震源の深さ6kmという内陸型です。


4月12日の長野のM5.5はユーラシアプレートの西端で、千葉県東方沖のM6.3は
太平洋プレートの南端。


余震というよりも、他のプレートとの別の地震ではないでしょうか?


今後は長野と千葉のエリア内で、サンドイッチされている内陸のプレートが
どう動くかが気になるところです。関東平野は、複数のプレートが多層になっている
ので直下型地震の発生原因とされております。


産能研:関東直下の新しいプレート構造の提案
http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20050610/nr20050610.html

そして、気になる東海大地震との関連ですが、3月15日の静岡県東部はM6.4で内陸型で、
12日の長野の後に発生しました。


以降、この付近では大きな地震はなく、フィリピン海プレートは音無しの構えです。
でも、東端の千葉県沖は動いているのでかえって気になりますね。


では、いつまで警戒するのか?


あえて時間軸を決めるなら、仮に原発の炉心冷却と同じ位の期間と見積りを立て、
ひとまずは警戒レベルも同じに設定しておく。


地震に関しては、発生頻度が震災前まで低下すれば警戒レベルは下げる。


そんなところが妥当でしょうか。

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