2010年11月29日月曜日

電子書籍端末、GALAPAGOS、Reader、Kindleのスペックを比較してみた

iPad登場以来、「2010年は日本も電子書籍元年」といわれておりましたが、
12月にはシャープ、ソニーからそろって電子書籍用の端末が登場します。

シャープはGALAPAGOSソニーはReaderです。
日本では本格的に販売されていませんが、AmazonのKindleはすでに発売中。

今回はこの3機種を比較してみました。

なお、私はiPadを所有しているので、所有者ならではの主観が入っています
のでその点はご了承ください。

シャープ GALAPAGOS
価格 
モバイルモデル3万9800円
ホームモデルが5万4800円

ソニー Reader
価格
5型の「Pocket Edition(PRS-350)」(市場想定価格2万円)
6型の「Touch Edition(PRS-650)」(市場想定価格2万5000円)




Amazon Kindle
6インチ Wifiモデル $139.00
6インチ Wifi+3Gモデル $189.00
9.7インチ $379.00


3モデルスペック比較表

電子書籍の配信に関して、シャープのGALAPAGOSは、電子ブックストアサービス
TSUTAYA GALAPAGOS」で2万冊を配信予定。

ソニーのReaderも、電子ブックストア「Reader Store」から2万冊を配信予定と
しています。

Amazonは、端末と同じサービス名「Kindleストア」で洋書のみではありますが、
41万冊以上を配信しています。


でも書きましたが、電子書籍を自炊するか?配信サービスを使うか?にも
よって選択肢は異なりますね。

もともと、書棚にある本を減らしたかったので、私は自炊派です。

でも、iPadではたとえば通勤電車の中で移動中に本を読むことはありません。
(重いので持っていられないのです。)
iPhoneでは小さすぎて目が疲れます。(というか、目が悪くなりそうです)

ですから、もし電子書籍専用端末を選ぶのであれば、携帯に便利で視認性もよく、
かつ片手で読める端末を選択したいところです。

とすると、シャープのGALAPAGOS 5.5型(220g)か、ソニーのReader 5型(155g)
か、Kindleの3rd Generation6インチ(241g)になります。

比較表で比べてみるとわかるが、ディスプレイの表示形式に違いがあります。
GALAPAGOSはTFT液晶方式ReaderとKindleはモノクロのグレイスケールです。

iPadユーザーとしては、カラー液晶の良さはわかっているつもりですが、電子書籍の
場合は写りこみがあるため、かならずしもカラー液晶がよいとは限らないようです。

むしろ、電子書籍専用端末と割り切れば、電子インク方式を採用しているReaderや
Kindleのほうが見やすいと思います。

表示方式の違いは、バッテリーの持ち時間にも差が現れていて、
GALAPAGOSが10.5時間(ホームモデル)であるのに対して、Readerは14日間
Kindleは最大30日間ときわめて長いです。


端末の価格のみで考えるのであれば、AmazonのKindle 6インチ
次がソニーのReader 5型でしょうか。

日本語版の書籍の配信サービスを期待するのであれば、ソニーのReader 5型
ですね。

最初は自炊ニーズで移動中の読書端末に、そのうち配信サービスで電子書籍を
購入、という利用イメージがわきます。

端末発売後、電子書籍配信サービスがどのような形で展開されるかを楽しみに
したいと思います。


0 件のコメント:

コメントを投稿