2010年6月20日日曜日

iPadと電子書籍でライフハック!

「買ったはいいけどイマイチ使い方が見えてこない」、
「ゲームアプリしか入れてない」、という貴方。


いまさらですが、iPadで電子書籍を楽しんではいかがでしょうか?


はたまた「電子書籍といっても、デジタルコンテンツ売ってないし」という
のが本音でしょうか?


ですが、コンテンツ不足は自分で電子書籍を作ることで補うことも可能です。


いわゆる「自炊」と呼ばれる方法ですが、誰にでも簡単にできますし、効果
の高いライフハック術なのでご紹介。


■スキャン前に準備するもの


・ドキュメントスキャナー
・裁断機(もしくはカッターと定規)


この2つでOK。


ドキュメントスキャナーにはいろいろと種類がありますが、一枚一枚スキャン
するのでは日が暮れてしまいます。


まとめてソートできて両面スキャンできるものが簡単で便利。


富士通FPUの「Scansnapシリーズ」はお奨めです。
S1500シリーズは最大で50枚の原稿の搭載が可能です。



つづいて、裁断機。
こちらのお奨めはプラスのPK-513Lです。



ただし、この裁断機は「でかくて重い」という難点があります。
(書棚のスペースを確保する代わりに、裁断機が鎮座していたら意味がない
という話もありますので・・・。)




その他の方法としては、キンコーズで裁断してもらうとか、手間はかかります
がカッターと定規で対応するという方法もあります。


私は必要に応じて、キンコーズを使ったり、裁断のみ外注に出したりして
対応しています。


投資金額としては、スキャナーだけなら40,000円前後、裁断機とセットにす
ると70,000円超の投資になります。

こんな感じでばらばらに


裁断を外注すると1冊100円前後です。


1冊100円前後で裁断とスキャンを行ってくれる業者もありますが、著作権法
に抵触する恐れがあります。ですので、利用は自己責任ですね。
(スキャン業者は、現在はかなり利用が混んでいるようで、納期に時間がか
かるそうです。)


■いよいよスキャン、その前に本の選び方


スキャン環境の整備ができたら、スキャンする本を選びます。


私は、半年に1回は本棚の棚卸しをしているので、まず「所蔵しておきたいと
思う本」、「ブックオフに持って行く本」、「スキャンする本」の3種類にわけます。


続いて、「スキャンしてすぐ読める状態にしたい本」と「いずれスキャンする本」
にわけます。


このように、最初にスキャンのルールを決めておくと、本の選択からスキャン
まで流れができ、考えなくてすむので楽です。


このように、「スキャンしてすぐ読める状態にしたい本」の選択が終わったら、
後は裁断機を使うなり、キンコーズに行くなり、カッターを使うなりしてスキャン
を開始します。

スキャンした後は、PDF結合ソフトなどを使って1冊の本にまとめて完成です。
そして、iPadに連携してi文庫HDに取り込んで閲覧するだけです。


■電子書籍の「自炊」は知識の棚卸しだ


やってみるとわかることですが、スキャンによる本棚の整理は、知識の棚卸し
にも繋がります。


情報化社会ですから、古い情報でも役に立つ情報もあれば、役に立たない
情報もあります。古い情報で書棚を無駄につかうのはもったいない。


空いたスペースの分、新しい本や古くても変わらない本を書棚に入れた方が
良いですね。


私の傾向では、本質や真理、智慧に近いもの(いわゆるKnowledge)は、
本の形で残っています。


逆に単なる情報やノウハウといったもの(いわゆるinformation)は、スキ
ャン、関心領域からはずれた書籍はブックオフ行きという傾向が強いです。


また、iPadでの電子書籍の閲覧は、「読む」という感覚もありますが
「視る」という感覚もありますので、もしかしたら働いている脳の部位も
異なるかもしれませんね。


■コスト管理も大切


単に蔵書のスキャンにとどまらず、コスト管理を行った上でスキャンしたい
ということであれば、書籍の購入コストを下げるのがベターです。


これには、Amazonマーチャントを活用するのが良いでしょう。


最低1円+送料340円で本の形をした「智慧」や「情報」を手に入れること
ができます。


手元に届いたらすぐに裁断→スキャンという方法もありですね。


iPadとスキャナー1台があるだけで、新しいデジタルライフを創造すること
が可能です。


ドラッカーは、「もはや成果を上げられなくなったものや、貢献できなくなっ
たものに投入している資源を引き揚げること」、「昨日を捨てることなくして
明日をつくることはできない」といっています。


捨てることの代替の手段がスキャンによる電子化という方法ですね。
電子書籍にして便利に使いたい人にも、捨てられない人にもお勧めです。






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